タクテクス誌、SIMULATOR誌を頂きました

先日中野歴史研究会で知り合った老兵さんのご厚意でタクテクス誌、SIMULATOR誌を頂きました。こちらはテーブルの上にちょいと並べてみた様子です。

当時は、書いてあることがあまりにも分からなくて放り投げていましたが、今ならちゃんと読んで分かります(笑)。

今日は No.4 1982 July-August 『特集 Warship Wars 2500 三段櫂船(トライリーム)からミサイル巡洋艦まで』を読みながらまったりしています。そう、最近帆船の戦いに関心が出てきたのです。きっかけはこちらの動画を偶然発見してからです。いやぁ映像の威力って・・・ほんとに凄いですね。。

ゲームプレイはこんな感じに進行します。

OMEGA7さんが Mikawa's Decision を作成中

中野歴史研究会で知り合った OMEGA7 さんが新しい空海戦シミュレーション Mikawa's Decision を作成されていらっしゃいます! 以下はその作成途中のマップ画像です。

このマップの第一印象は美しいな〜ってことでした。そしてどこかで見た 4 ステップの数字(笑)。そう、これはもちろんブロックゲームのユニットデザインですよね。戦艦もそれぞれ画像が異なるんですね、よ〜く見たら違いに気づきました。

完成が楽しみです。

Wizard Kings 2nd Ed. シナリオのセットアップ

Wizard Kings 2nd Ed. (Columbia Games) の 7.2 BARBARIAN RAID シナリオでは、BARBARIAN に Huscarl (C2,4) が 2 ブロック必要と書かれてあったのですが、Base Game には 2 ブロックもありません。そこで Columbia Games 社が主催するフォーラムに質問したところ、Columbia Games 社の Vassal モジュール作者として有名な Stan Hilinski さんがコメントを寄せてくれました。どうやら誤りの可能性が高そうですね。

また Stan さんから BGG の Wiki ページも紹介してもらいました。BGG を散策していた時には気づきませんでしたが、このページは充実していますね。ちょっと読み進んでみようと思います。

I mixed my originals with expansions, so I don't remember, but I vaguely recall there was a setup error in one of the scenarios. Just substitute a different unit just as I did. You might find the wiki helpful at boardgamegeek:
http://www.boardgamegeek.com/wiki/page/Wizard_Kings

Classic Traveller RPG のセッション初参加を予定しています

現役レフリーのべっきぃさんにお誘いいただきゴールデンウィークの一日を使って行われるセッションにお邪魔することになりました。もちろん Classic Traveller RPG は生れて初めて。ワクワクを通り過ぎてホントにどうしよう・・・そんな感じなのです。

というのも・・・振り返ること数十年前。こちらの写真を見て心を奪われたのが Classic Traveller RPG との最初の出会いでした。(写真はネットでググッてきたものを拝借)

もっとも、プレイヤーを作成したりレフリー資料を眺めたりタクテクス誌のリプレイ記事を読むだけで私の学生時代は終了し、記憶の彼方に置き去られていました。それが、37 歳の今になって復活したのです。もうどうにかなっちゃいそうです(笑)

まずはべっきぃさんからプレイヤーを作成してセッションに合いそうかどうかサジェッションを頂けるということなので、これから作成です。手元には CD-ROM の英文しかないのですが、和訳があったほうが訳語の意識あわせがしやすいのでよいということだったので、この週末にでも雷鳴版を手に入れようと思っています。

Down In Flames - Locked-On (DVG) Pre-Order の受付を開始しました

d:id:iriyak:20090321:1237627440 に続きです。二人用現代空戦カードゲーム Down In Frames - Locked-On の Pre-Order の受付が始まった模様です。説明によると、追加カードをバンドルした型番も用意されているようです。(写真右側) Phantom Leader 同様すぐに Pre-Order しました。待ち遠しいですね。


Chill Black Morn Manor への想いが最後の 1 ストック(?)にたどりつく

もう標題がすべてなのですが、今から 24 年前の 1985 年に出版されたホラー RPG 『チル (Chill)』のボードゲーム版である『Chill Black Morn Manor』を発注しました。

発注を思い立ったきっかけは Must Attack SNS にいらっしゃる SADA さんのこちらの日記です。ところで、そもそも、このホラーゲームを知ったきっかけは高校生の頃に読んでいた RPG マガジンのリプレイ記事でした。

(タイルを配置した様子を撮影した写真画像。BGG から拝借)

これがよく出来ていて一度プレイしたいと思っていました。Traveller RPGバトルテックもそんなゲームの一つでした。でもいつの間にか月日がたち、すっかり忘れていたのです。。

それが SADA さんの掲載写真を見ていてもたってもいられなくなって Donald J. Bingle さんが運営されている 54°40’Orphyte. Inc. さんをグーグルで発見して、彼が手元に持っていたゲームボックス 1 個をおさえさせてもらった、そういう訳なのです(笑)。

我ながら O 型の熱くなりやすく冷めやすい特徴がもろにでた言動ですがもうこればっかりはしょうがありません(苦笑)。

3/29 (日曜) の山猫会には間に合いませんが一度お持ちできればと思っています!

オナー・ハリントンを読むならホーン・ブロワーも

読むしかないだろう・・・そう巻末にある訳者後書きでホーン・ブロワーへの熱い思いを感じてゲットしちゃいました。あ〜とまらないこの勢い。でも、こうした連鎖って縁みたいなものだと思うのであんまり考えないで身を任すのがよいのだろうと。経験則から。

Phantom Leader (DVG) が Pre-order の受付を開始しました

ネタ元は DVG 社のブログから。Hornet Leader シリーズでお馴染みの DVG 社が Phantom Leader ボックスコピー版の Pre-oder の受付を開始した模様です。

脊髄反射でポチッとしちゃいました。他にも色々と予定があったのに〜。でも Hornet Leader II オーナもこんなくだりを読んでしまっては挑戦しないではいられないでしょう。

So, while you might be a Hornet Leader ace, Vietnam is a whole different ballgame!

またブログによれば、Down In Frames のゲームシステムを利用した現代空戦ものの Pre-order も開始する予定だとか。来週にウェブページを更新するとのことです。

Combat Patrol (Compass Games) が開発中

Compass Games 社が Combat Patrol という戦術級陸戦シミュレーションを開発中のようです。中野歴史研究会で知り合った asasin さんから教えていただきました。asasin さん、ありがとうございました。戦術級は関心があるのでこのゲームも完成が楽しみです。


以下はプレイテスト中の写真画像でしょうか。

出荷予定は 2009 年の夏とのことです。現時点で Available for Preorder カテゴリではなくて Works In Progress カテゴリに区分されているので秋あるいは冬にスライドするのかもしれません。ゆっくり待ちましょう。

Struggle for the Galactic Empire (DG) が 2009/8 に出版予定

ソリティア SF ゲーム『Struggle for the Galactic Empire』が Decision Games 社から出版される模様です。What's New に書かれたリリース予定によれば 2009 年 8 月。あと 4 か月強です。

Struggle for the Galactic Empire is a solitaire science fiction game. You assume leadership of the forces of the Galactic Empire as it strives to maintain and expand its dominion while fighting off the forces of chaos that seek to destroy it. You make all the military, political, social and economic decisions to deal with the threats that arise, keep the far-flung empire stable, and still expand and bring new glory through discovery, colonization and conquest.

DG 社の要約から想像するにプレイヤーの立ち位置は複数の星系を統括する立場で、自国のテリトリーを維持拡大することを目的としているようです。100 を超える chaos marker が予期せぬイベントの発生に一役買うみたいです。以下はサイトに掲載されているサンプル画像の一つです。ボックスアートでしょうか。

それにしても異種族の宇宙船ってどうしてこのような形状なのでしょうかねぇ。バビロン5に出てくるのもこういう感じだし、X3:Reunion に出てくる Kha'ak 種族の宇宙船もまさにこんな感じです。左側は Kha'ak Carrier、右側は Kha'ak Destroyer です。

SF小説 Must Read 続き

d:id:iriyak:20090201:1233487447 に続き、山猫会で知り合ったべっきぃさんから Traveller RPG ファンなら Traveller 度の高い『カイの冒険』シリーズは外せないよとご紹介いただきました。べっきぃさんは Traveller RPG の現役レフリーでこちらのサイトにリプレイ記事やゲーム情報を公開されていらっしゃいます。

べっきぃさん、ありがとうございました。これも初見でした。

栄光への飛翔 (ハヤカワ文庫SF)

栄光への飛翔 (ハヤカワ文庫SF)

復讐への航路―若き女船長カイの挑戦 (ハヤカワ文庫SF)

復讐への航路―若き女船長カイの挑戦 (ハヤカワ文庫SF)

明日への誓い―若き女船長カイの挑戦 (ハヤカワ文庫SF)

明日への誓い―若き女船長カイの挑戦 (ハヤカワ文庫SF)

また同作者の別作品も備忘録がてら残しておく。

War of 1812 (Columbia Games) をプレイしました

3/7 (土曜) に山猫会で知り合ったさかみちさんと VASSAL で War of 1812 (Columbia Games) をプレイしました。この War of 1812 はテーマがマイナーだったにも関わらず、MustAttack SNS でアナウンスしたところ観戦希望の連絡が続々と届きました。当日は非常に賑やかで楽しい VASSAL プレイと相成りました。さかみちさん、おつきあいくださりありがとうございました。また、観戦にいらっしゃった信長さん水池さんvaron さんOMEGA7 さん、お疲れ様でした。楽しんで頂けましたら幸いです。

陣営: イギリス (さかみち) vs アメリカ (iriyak)
シナリオ: N/A (1 種類のシナリオしか存在しないため)
使用ルール: Version 3.0
その他条件: 11.0 SIMO-MOVE (Optional) は適用しない。
VASSAL Module: Version 6 *1
プレイ時間: 約 3.0 時間 (2:30pm 〜 6:00pm このうち 40 分は VASSAL サーバダウンにより中断)
勝利: アメリカ (1813 年 10 キャンペーンターン終了時に VP 13 ポイント差が発生し 8.1 VICTORY POINTS 10 ポイント超の勝利条件を満足)

プレイ所感
(画像は左右二分割されています)

結論からお伝えすると War of 1812 は非常に面白かったです!

この War of 1812 は初版が 1973 年に出版されたそうです。歳でいうと実に 36 歳になる。そんな作品なのです。でも古いからといって何かこうネガティブな印象は全く受けませんでした。こんな作品に出会えて本当にラッキーだったと感じました。

さて、ゲームプレイで印象に残ったシーンは三つありました。

一つ目は、1812 年序盤オンタリオ湖湖岸の町 Sacket's Harbor でアメリカ陣営の海軍基地を失ったことでした。

写真のようにアメリカ陣営の部隊は Oswego に退却し、軍艦も海軍基地も失ってしまいました。その結果、オンタリオ湖は終始イギリス陣営が制海(湖)権を握り、オンタリオ湖周辺の作戦行動をアメリカ陣営が取ることは全くありませんでした。

二つ目は、1813 年の年初から始まったエリー湖 Detroit に集結したアメリカ陣営の東方面への怒涛の進撃です。イギリス陣営からエリー湖の制海(湖)権を奪取し、6.2 AMPHIBIOUS MOVEMENT (陸海軍が共同で対岸まで移動を行う) によって Erie の部隊を Detroit に集め、Amhersburg, London と部隊を進めていきました。

写真は Amhersburg から撤退を続けるイギリス陣営の部隊に対して London で戦闘を仕掛けるアメリカ陣営の様子です。なお、Detroit から Amhersburg に進撃する際に国境を超えなければなりません。10.0 AMERICAN MILITIA による国境超えチェックが必要でしたが、一部隊だけということもありチェックは難なくパスしました。この進撃によりエリー湖周辺はアメリカ陣営でかためられました。

三つ目は、1813 年の年末 10 ターン目のシャンプレイン湖での海戦です。実に 8 ラウンドにも及ぶ大海戦と相成りました。

写真はイギリス海軍二隻が Lacolle を出港し、水上の戦いの火ぶたが切って落とされた瞬間。イギリス海軍 5 Strengths vs アメリカ海軍 3 Strengths。この戦力差は当初圧倒的に見えました。

しかしながら、アメリカ海軍もよく踏ん張ります。写真はイギリス海軍 1 Strength × 2 vs アメリカ海軍 2 Strengths で 8 ラウンド目を迎えた所。そして運命の 8 ラウンド目にアメリカ海軍は戦闘能力評定 F1 (1 で 1 ヒット) に対して 2dr で 1, 1 を、一方のイギリス海軍 (F1) は 6, 1 を出しました。その結果、USS Eagle は最後の 1 Strength を残し二隻とも撃沈させ奇跡的に制海(湖)権を守り切りました。圧倒的に不利と思われたこの戦いでしたがあにはからんや。以下は、ラウンド 1 から 8 までのダイスロールのぶつかり合いの履歴です。

さて、ゲームはというと 1813 年 Victory Points 確認時点でアメリカ陣営とイギリス陣営の VP の差異が 13 で 10 を超えていたためアメリカ陣営の勝利で終わりました。
(画像は左右二分割されています)

VP ユニット数 制海(湖)権 敵陣営の町数 合計
イギリス陣営 8 2 8 18
アメリカ陣営 16 2+2 11 31
差異 ▲8 ▲2 ▲3 ▲13

ゲームを振り返ってみます。今回は、エリー湖周辺でのアメリカ陣営の快進撃とシャンプレイン湖での奇跡で 10 VP を超える差異が生まれましたが、イギリス陣営に東方面が攻められていればそんなに差は生まれず 1814 年も続行したはずです。そして 1814 年になればイギリス陣営には圧倒的な増援があります。この増援があれば果たして今回のようにアメリカ陣営が有利に終了するだろうか。まずないと思います。

それから、戦線が東西にこれだけ伸びるとどこにどれだけ部隊を集中・分散させるかいつも頭を悩ませられました。また 6.2 AMPHIBIOUS MOVEMENT は今回一度しか使用しませんでしたが、7.3 AMPHIBIOUS ATTACKS も使用すれば強襲という表現がもっとも合うような、そんな戦いがもしかしたら盤上に現れたかもしれません。いずれにしても、またプレイしたいゲームとなりました!

レポートは以上です。

リンク

*1: 2009/3/10 Version 3.0 に準拠した Module Version 7 が Vassal Engine Server サイトにリリースされています

狼と香辛料Xを読了

ずっと以前に moon さんのブログで知ることができたこのシリーズ。ホロとロレンツそしてコルも加わっての旅はますます面白くなってきます。

今回の物語はおっとりしたテンポで進みましたが、やはり、最後のハイライトにはグッと来ました。ホロがあんな姿を見せたなんて初めてではないかな。

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

山猫歴史クラブにお邪魔しました

前回 d:id:iriyak:20081221:1229877025, d:id:iriyak:20090131:1233397421 に続き、2/28 第6回山猫歴史クラブ@笹塚にお邪魔しました。ちょうどこの日は私の 37 歳の誕生日でした。ゲームはもちろん皆さんとのお酒を呑みながらの語らいも実に楽しかったです。充実した一日でした。お陰様で大満足です♪

また、毎回のことながら、会場準備、対戦調整、ゲーム準備などなど、ワークスゼロの皆さん、本当にありがとうございました。またゲームプレイしましょう。

第6回で遊んだゲーム

『Wizard Kings 2nd Ed.』(Columbia Games)
うえのさん、ひひるさんと初ゲームプレイ、初 Wizard Kings でした。途中で『あれ?これは適用できない!駒がないじゃん』とか『余った GP マーカーはどこに置くの?一人ぼっちの GP マーカーってあり?』とかどんどん分からないことが出てきて、それらをよけつつのプレイでした。

陣営: エルフ (うえの) vs アンデッド (iriyak)
シナリオ: 死者の住まう島 (7.1 ISLAND OF THE DEAD, Map 13)
使用ルール: Version 2.0
その他条件: 7.1 のシナリオに記載されている 2 プレイヤー向けルールを適用。ELF SPELLS の Summon は Chaos unit が存在しないため使用しない。
プレイ時間: 約 2 時間
勝利: アンデッド (10 ターン終了後、城を守り切ったため)

スナップショット
左側は、チュートリアルプレイの様子。通常はブロックを立てて相手に裏側が見えるようにします。右側はセットアップ直後の様子。エルフは左側のロジャイン、ガルンディから、アンデッドの住まうシレニウス島に出発せんとしています。

こちらは 10 ターン目のベシィでの激闘の様子。右側は 10 ターン終了後の様子。

プレイ所感
このプレイは、私もうえのさんも初めてだったので少しずつ確かめながら進めました。エルフ陣営は、ロジャインからベイブンへと部隊を進ませ城のあるベシィに向かわせようとしますが、なかなか進められません。一方、アンデッド陣営はベシィで城, ネクロム (アンデッド陣営の魔法使い) の増強・増援を着々と進めます。

エルフ陣営は 10 ターン目まで繰り返しベシィに向けて部隊を進撃させますが、城は 4 Strength で戦闘能力評定が C4。4dr で 1, 2, 3, 4 が出ればヒットです。圧倒的な城の防御力とネクロムが自らの命(消滅)をかけて唱える呪文の前に、エルフ陣営は 10 ターンまでに陥落させることができずアンデッド陣営の勝利に終わりました。

振り返ってみると、アンデッド陣営にベシィに籠って部隊の増強・増援に注力できる Gold Point (GP) と時間があったのがアンデッド陣営に有利に働いたようです。アンデッド陣営はセットアップ時に 5 都市 8 GP が与えられますが、ベシィ以外が落とされれば 3 GP にまで減ります。エルフ陣営は 4.8 SEA TRANSPORT を最大限利用して海上に面した都市に移動すれば最初の数ターンでそれが可能かもしれない。そう考えるとアンデッド陣営は今回のような方針は取れず、上陸の阻止に動かねばなりません。

次回またアンデッド側で受けて立ちたいです。

陣営: アマゾン (ひひる) vs バーバリアン (iriyak)
シナリオ: バーバリアンの侵攻 (7.2 BARBARIAN RAID, Map 16)
使用ルール: Version 2.0
その他条件: AMAZON SPELLS の Chariot Charge, Beguile は Chariot, Chaos unit が存在しないため使用しない。BARBARIAN Huscarl は 1 つしかないので Spearmaid で代替した。
プレイ時間: 約 1 時間
勝利: アマゾン (アマゾンが 5 ターン終了後 7 都市守り切り 5 都市以上の勝利条件を満足したため)

スナップショット
左側はセットアップ直後の様子。右側はバーバリアン陣営が侵攻を開始した様子。陸の部隊はニコの城壁まで部隊を進めバイキング部隊も海上から先回りします。

左側は 4 ターン目、バーバリアン陣営がアイアンゲート (城壁の右端アマゾンの2ブロックがいる都市) での戦いに破れ這う這うの体で退却した様子。右側は 5 ターン目、残存のバーバリアン陣営の部隊がニコに集結しアマゾンとの最期の戦いに臨み全滅した様子。

プレイ所感
このシナリオは、バーバリアン陣営がアマゾン陣営の統治する 7 都市のどこかに位置する城を陥落させることが目標なのですが、どこにそれが位置するのかはセットアップ時に分からないようになっています。参った。こういう用途にブロックを用いるのもアリですね。> Columbia Games 社。

さて、ゲームはバーバリアン陣営がソバラ砂漠からニコの城壁を目指し侵攻を開始するところから始まります。

バーバリアン陣営は 3GP もある都市ニコは高い Strength の部隊がいるかもしれないと、反対側のアイアンゲートに進軍させます。その時、1ヘックスサイドからしか進軍できないと思い、ヘックスサイドリミットに引っかからない部隊数で向かわせました。一方、アマゾン陣営はニコの部隊に移動を指示しアイアンゲートの退路を塞ぎ、アイアンゲートに侵攻した部隊をけちらします。

これがバーバリアン陣営にとってクリティカルヒットになったようです。5 ターン目までニコの城壁を何度も超えようとしますが越えられず全滅することになります。アマゾン陣営の領地に平安が再び訪れてゲームが終了しました。

振り返ってみると、最初のターンにバーバリアン陣営の部隊を集結させてアイアンゲートかニコのどちらかの都市を落とせなかったのが敗因の主たる要因だったように思います。バーバリアン陣営はヘックスサイド毎にリミットがあるということをあるヘックスサイドしか使用できないと思いこんでいました。でもこれは誤りでした。

ニコを落とせば 3 GP を得ますし、そこからタイレル、タンガ、ファルガと順にバイキングによる海上攻撃で落として 4.8 SEA TRANSPORT で進軍する作戦も思いつきます。

次回バーバリアン陣営として何とかニコの城壁を超えたい!

『ラミィ・キューブ』(増田屋コーポレーション)
ラミィ・キューブのことはたまたま買った↓の本でタイトルを知りました。

ドイツゲームでしょう!  -四大ゲーム賞受賞作  全66タイトル-

ドイツゲームでしょう! -四大ゲーム賞受賞作 全66タイトル-

スクラブルのようにタイルがなんからしくて買っちゃいました。

プレイヤー: morita vs うえの vs リンクス vs iriyak
シナリオ: N/A
使用ルール: N/A
その他条件: 手番は 1 分以内とするルールを除外。
プレイ時間: 約 1 時間
勝利: うえの (最初に自分のブロックをゼロにしたプレイヤーが勝利)

スナップショット
ラミィ・キューブのボックスアート。ビミョウ。買った本人が言うのも何ですが。

左側は少しずつ場にラン (run) やグループ (group) が出来上がっている様子。右側はいよいよゲームも終盤にかかり場もにぎやかになっている様子。

プレイ所感
最初は、なかなか役を広げるアイディアが思いつかず自分のタイルが減りませんでした。そんな中ばしばしと決めてくる morita さん、うえのさん。特に morita さんは場のタイルを縦横無尽に操作して手持ちのタイルを減らしていくのですが圧巻でした。今回は1ゲームだけでしたが、もう何ゲームかやって morita さんばりの出し方を会得したいものです。

『ニムト』(Amigo)

プレイヤー: morita vs うえの vs リンクス vs ひひる vs iriyak
シナリオ: N/A
使用ルール: N/A
その他条件: バリエーションルールは適用しない。
プレイ時間: 約 1 時間 (3 ラウンド)
勝利: morita (▲66点を超えたらゲーム終了で一番失点の少ないプレイヤーが勝利。3 ラウンド終了後うえのさん▲80点で▲66点を超え、morita さんが▲11点で勝利を決める。)

プレイ所感

プレイヤー ラウンド1 ラウンド2 ラウンド3
morita ▲08 ▲00/▲08 ▲03/▲11
ひひる ▲18 ▲01/▲19 ▲07/▲26
iriyak ▲28 ▲02/▲30 ▲07/▲37
リンクス ▲29 ▲17/▲46 ▲17/▲63
うえの ▲00 ▲43/▲43 ▲37/▲80

今回のハイライトは、ラウンド2, ラウンド3 のうえのさんの▲43, ▲37 でしょうか。

うえのさん以外のプレイヤー4人は別に示し合わせもないのに、うえのさんの裏をかくように小さいあるいは大きい数字のカードを出してリーチ一歩手前まで場を持っていく。そしてうえのさんが6枚目を置き大爆笑。なぜかこれが何度も起こるんですね〜。不思議ですね〜。

こういう場の動きは本当にプレイしていて楽しい。3 ラウンドで勝敗がつきましたが実に面白かったです。

『すごろく太閤記(仮)』(WZ)

プレイヤー: ひひる vs うえの vs iriyak
シナリオ: N/A
使用ルール: テストプレイ中にて口頭説明
その他条件: 特になし
プレイ時間: 約 1 時間 ちょっとうろ覚えです
勝利: うえの (iriyak が本能寺の変を起こすも、知行カード枚数が上のうえのさんが山崎の合戦を仕掛け勝利し天下人となった)

スナップショット
作成途中のすごろく盤。左側は全体像。右側はマスのイメージ。クリックすると拡大します。作成途中で手作り感が一杯です。

左側は iriyak のある時の状況。知行カード 3 枚、足軽ユニット 3 枚、結婚マーカー、三百九十両。右側は山崎の合戦を仕掛けられる iriyak の様子。滅亡した大名もその横で確認できます。

プレイ所感
これは、リンクスさんやひひるさんのブログを見て一度やりたかった作品です。すごろくをするのは本当に久しぶりでした。プレイヤーに起きるイベントのマス目はどれも面白いものでした。他プレイヤーの足を引っ張るマス目もあり、久しぶりにダイスロールに力が入りました(笑)こんなに力を入れたのはモノポリー以来です。

ゲームは終始 iriyak がリードし本能寺の変を起こしますが山崎の合戦を仕掛け勝利したうえのさんが天下人になりゲームは終了しました。

『War of 1812』(Columbia Games)

陣営: イギリス (さかみち) vs アメリカ (iriyak)
シナリオ: N/A (1 種類のシナリオしか存在しないため)
使用ルール: Version 3.0
その他条件: 11.0 SIMO-MOVE (Optional) は適用しない。チュートリアルプレイで 1812 年 1, 2 か月目までをプレイ。
プレイ時間: 約 0.5 時間
勝利: なし (チュートリアルプレイのため)

スナップショット
左側はマップの全容。右側はオンタリオ湖近辺の様子。

プレイ所感
こちらは、さかみちさんが持ってこられていたので、簡単に動きを確かめませんか?とお話して数ターンだけプレイすることができました。たった数ターンでしたが、マップの上に実際にブロックを配置して動かしてみると途端に面白くなってくるものなんですね。次回フルシナリオのプレイを約束して終了しました。


ゲームのレポートは以上です。

3対1パズルに思う

水池さんのブログから。

私は水池さんの主張が『あるユニットの移動が、戦闘解決表上で有利な結果を引き出す戦力比にするためのパズルを解いている様に見える場合があり、それは果たしてウォーゲームなのだろうか?そうは見えない。』にあると理解しました。

私も、確かにそのような移動をゲームシステムが誘発しているのは否めない感がします。そして、水池さんや老兵さんが挙げられた移動の例を読むとユニットの振る舞いに不自然さ・ぎこちなさを感じます。

もっとも、ユニット数全体が少ないとそのような選択肢がそもそもあまり取れずそうした不自然さも表面化せずプレイできるような気もします。最近プレイさせてもらったワークスゼロさんのサイパン戦車戦、池田屋事件では受けませんでした。

また、この3対1パズルから脱線して、戦闘解決の手続きそのものを考えてみました。HoTS をプレイして HoTS の戦闘解決手続きを覚えた訳ですが、HoTS と比べると、戦闘解決表による解決方式はアッサリしているな〜と感じるようになりました。ユニット退却、裏返し、除去がダイスロールで決まってしまうからです。

一方、HoTS の戦闘解決手続きはそこに至るまでのプロセスがあります。

ユニット(部隊)毎に解決します。戦闘能力評定により主導権が決定されます。攻守3ラウンド発生します。援軍は2ラウンド目から戦闘に参加します。成功判断は戦闘能力に基づくダイスロールで決定。1ヒット1ステップロス。戦闘が終結するまでプレイヤーに継続、退却の意思決定の機会が与えられています。私はこの手続きを気に入っています。

(写真は HoTS のボックスアート)


他のシミュレーションの戦闘解決手続きはどんな風に設計しているんだろう。陸戦戦術シミュレーションのあたり、今度調べてみるかな〜。

(2009/2/22 21:33 追記)

新しいディスカッションが始まっています。リンクを残しておきます。

  1. 「戦闘解決手続き」
  2. 「3対1パズル」